ホットウィール エクステンド

ホットウィールの入手記録。

DIAPER DRAGGER

DIAPER DRAGGER

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2019年Eアソート、HW RIDE-ONSセグメントからDIAPER DRAGGERです。ベビーカーがモチーフになった新モデルです。ホットウィールの手にかかればベビーカーもドラッグカーになっちゃうんですね。


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フロントは何やら不思議な装置が付いています。赤いタンクみたいなのは何だろう、ガソリンタンクかなあ。なんとなく赤ちゃん用のラトル(ガラガラ)にも見えます。細い前輪はいかにもベビーカー、そしてドラッグカーっぽくて良いと思います。


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サイドから。凄い独創的な形状をしていますよね。謎車感が凄まじい。大きなV8エンジンを搭載、片側4本のエギゾーストが伸びています。こうもパワフルじゃ赤ちゃん眠れないんじゃなかろうか。。。中央にはFAST DUNNY'S DIAPER DRAGGERの文字と、ちょっとスピード感のある赤ちゃんが描かれています。この子がDUNNY君かな。


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リアには取手がついています。随分下の方。赤ちゃんが乗る部分が、あたかも折り畳めるような段々の表現になっているのが素晴らしい。


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ベビーカーとして考えると、もう少し立体的で高さがあっても良いと思うんですが、忘れちゃいけないのが、これはドラッグカーでもあるんですよね。となると、この細長くて低い構造も納得。無駄に謎車な訳では無いことが見えてきます。


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後ろから。


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RIDE-ONSセグメントなので当然赤ちゃんが乗れると思いきや、既に布団をかけたクマちゃん(?)が寝ているじゃないですか!


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ということで後ろに掴まってみましたが、どうもしっくり来ません。

 

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で、多分こういうことなんじゃないかと。ドラッグカーは物凄く速いんで、振り落とされるなよ!っていうのを表現したくて、敢えて掴まる部分を下に持ってきたんじゃないかなあ。

 

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これはBABY BOOMER、元祖ベビーカーです。本作はこれのオマージュ的な作品と思われます。ホットウィールって不意に他のモデルと繋がるので、一作一作が見逃せないんですよね。


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謎車ですがしっかりコンセプトがあって、それを裏付ける造形になっているのが素晴らしい。

NISSAN 300ZX TWIN TURBO

NISSAN 300ZX TWIN TURBO

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2019年Eアソート、NISSANセグメントからNISSAN 300ZX TWIN TURBOです。Zの4代目、Z32がついにNew Modelで登場しました。1989年、日本経済がバブルに踊る時代に日産の技術力を結集して開発されたスポーツカーの名作です。専用のツインターボエンジンを搭載、当時国内初の280psを達成、その恐るべく加速力と走行性能に加え、デザインの美しさもあって、海外でも多数の賞を受賞しています。


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先代までのZの伝統的なロングノーズ・ショートデッキスタイルから、ワイド&ロースタイルに大胆に変更しました。挑戦しなきゃスポーツカーじゃない、というデザイナーの姿勢が素晴らしい。ホットウィールでもツインターボ仕様を正攻法で再現、敢えてカスタムしないところに、この車への敬意みたいなものを感じました。ヘッドランプはクリアパーツを使用してリアルに。リトラクタブルじゃない、ボディと水平なこの傾斜角で前方を照らせるライトって当時難しかったんですよね。インタークーラー用の吸気口など、ツインターボならではの部分もちゃんと作り込まれています。


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サイドから。スポーティーな躍動感と美しさを兼ね備えたボディラインを絶妙にデフォルメしました。尖ったキャラクターラインの無い上品で豊かな曲線と、張りのある面の表現はホットウィールでも見事に再現されています。ドアやサイドシルのモールドの掘り具合も丁度良い。ホイールはPhil Riehlman 5SPです。


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リアも素晴らしい仕上がり。コンビネーションランプの彩色、そしてガーニッシュの作りが丁寧で良いと思います。リアスポイラーの形も綺麗。マフラーも4本しっかりと付いています。


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1$のベーシックラインとは思えないこのクオリティ。素晴らしい。


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全面パールホワイトのボディにインテリアはレッド。シンプルでいて美しい。Tバールーフはルーフ中央のピラーまで細かく作り込んであります。


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この完成度です。凄いですね。


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後ろから。


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本作のデザイナー、DIMAことDmitriy Shakhmatov氏は、若かりし頃ディーラーで実際に試乗されたそうです。そんな氏の思い出が詰まってるのかもしれませんね。名作。

 

TESLA ROADSTER WITH STARMAN

TESLA ROADSTER WITH STARMAN

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2019年Eアソート、HW SPACEセグメントからTESLA ROADSTER WITH STARMANです。2018年2月に、SpaceX社は自社の大型ロケットFalcon HeavyにROADSTER乗せ、火星へ向けて旅立ちました。今では既に火星を通り越していて、半永久的に太陽を周回するそうです。自動車が宇宙空間を走るなんて、凄い事ですよね。今作は、今まさに宇宙を駆け抜けているその一台と、それに乗車しているマネキンのSTARMANがモデルになっています。

 

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フロントから。ROADSTARはロータスエリーゼがベースになっていて、フェイスも似ています。大きなヘッドランプはクリアパーツで再現。テスラのエンブレムも綺麗です。EV車でもモーターは熱くなるのでインテークは必要なんですね。ここもしっかり再現されています。


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サイドから。実車と比較すると少しファットな感じがします。なんだろう、ノーズがちょっと高く見えるのと、流線型のフォルムの抑揚が足りないのかなあ。本当にちょっとしたバランスだと思うんですが、なんとなく気になりました。シートの少し後ろ部分、充電口がちゃんと再現してあるのは好印象。ホイールはRyu Asada 6SPです。速そうです。


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リアは彩色が素晴らしい。ランプもTESLAのロゴも細かく描かれています。ホットウィールってフロントとリアどっちかが単色ベタ塗りなことがままあるので、ここまで丁寧なのは嬉しい。

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運転席にはSpaceX社の宇宙服を着たマネキン人形STARMANが乗っています。ROADSTERは今作より前にもホットウィールで登場していますが、この存在だけで全然別物ですね。


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STARMANをアップで。これを再現したのが今作の1番のポイントかも。

 

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後ろから。


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ROADSTERは新車が開発されていますが、最高速度400km/h以上、時速100km/h到達がわずか2.1秒、連続航行距離1000kmのモンスタースペックになるようです。完全に新次元の車ですね。いつかホットウィールでも登場するのかな。