2020年7月11日FLYING CUSTOMS発売に思う、販売ルールについて
2020年7月11日FLYING CUSTOMS発売日に思う、販売ルールについて
昨日はFLYING CUSTOMS Mix 2の発売日でした。日本国内ではこのシリーズはイオン限定発売が恒例になっています。さて、ホットウィールの販売ルール、とりわけ並び順や個数は各店舗に委ねられている訳ですが、比較的ルールが整備されているトイザらスや、最近整備されつつあるヤマダ電機と比べると、イオンはまだ無法地帯が多いような気がします。大型店の中の特定のフロアがおもちゃ売り場になっている構造的な問題もあると思うのですが、まず、並ぶ場所が決められていない。先頭で並んでいたはずなのに、いざ売り場に着いてみたら、別のどこかの入り口から来られた方に先を越された!!なんていう体験、意外とありませんか?階段もエレベーターも塞がれていたのに、本当にどっから来たの!!!????みたいに思う時があります。次に、そもそも並んだ順、とか、1人1車種1台ずつ、といったルールが無い。これ結構問題でして、入口から売り場まで、100m走みたいな状態になってしまう訳です。急ぐ気持ちは痛いほどわかるのですが、そもそも走ったら危ないですよね。走るまでいかなくとも、走ってない、走ってないけど急いでる、大人の競歩大会みたいになって少し面白い光景になります。そして、特定車種根こそぎ。え、全部持ってっちゃうんですかそれ、みたいなことが良くあります。個人的にはそれが悪い事だとは思いません。本当に台数が必要な方だっているはずですし、単純にいっぱい欲しい人だっています。そもそもそれは個人の自由。ただ、欲しい車種が入手出来なかった時のとてつもなく悔しい思いは、誰しも一度はされたことがあると思います。でもその気持ちを根こそぎ購入した方に向けるのは違うと思うんです。そもそもルールが無いのだから。場所によっては並ばれた方々自身が有志でルールを決めて、先頭から1台ループ、とか、3台ループ、とかされるケースもあるようですが、これはこれで見知らぬ人達とルール決めするっていうのは大変なことですからね。これは店側が安全に配慮して整理券を配るなり、ルール化するなり、すべきだと思います。実は最寄りのイオンは今までルール無しだったのですが、前回あたりから1人1車種1台までルールができました。一歩前進です。今後もコレクターの皆さんが仲良く納得できるような整備を進めて欲しいですね。
※あくまで筆者近隣のケースで記載しています。
FLYING CUSTOMS Mix 2
FLYING CUSTOMS Mix 2
No | 名前 | 画像 |
1 | '70 FORD TORINO | |
2 | MINI COOPER S CHALLENGE | |
3 | BLVD. BRUISER | |
4 | VOLKSWAGEN CADDY | |
5 | 2015 FORD MUSTANG GT | |
6 | '96 NISSAN 180SX TYPE X | |
7 | CUSTOM V-8 VEGA | |
8 | '67 CHEVY C10 |
ELECTRO SILHOUETTE
ELECTRO SILHOUETTE
2019年Mアソート、HW GREEN SPEEDセグメントからELECTRO SILHOUETTEです。名前的に電気自動車でしょうか。SILHOUTTEとなると、せめて外観はなんらかの量産車の面影が欲しいところですが、全くのオリジナルカー。これは未来の電気自動車はきっとこんな外観をしていて、それをレーシング用にチューンした、みたいな位置付けと考えればいいのかな?
フロントは、正直解読が難しかったです。何やら凝った作りであることは伝わるのですが、各パーツや形状が何を意味するのか、想像が付きませんでした。
フロントからサイドに抜けた作りをしています。最新のエアロダイナミクスかもしれません。
アンダースポイラーが上下します。これならオレンジトラックも走れますね。
サイドから見ると、驚くべき水平さ。そして運転席周りは半透明のクリアパーツになっています。なんとも捉えようの無い独特な構造ですね。
左右で絵柄が異なり、こちら側には2本のラインとGSの文字が描かれています。GSはセグメントのGREEN SPEEDの略でしょうか。
リアはこれまた難しい。空力的にはあまり意味が無さそうな、黒い衝立てのようなものがそびえ立っています。
中央に運転席が1つ。これはフィギュアを乗せたくなるやつですねえ。
各パーツは不思議ですが、なんだかんだでバランス良く収まってるように見えます。
wikiによると、デザイナーはJohn O'Laughlin氏で、マテルのホットウィールチームにインターンで参加されていたのだそうです。約3ヶ月の期間でモデリングをして作りあげたとのこと。インターン生の作品を世に出すって、夢のある話ですよねえ。同氏の紹介サイトがあって、記事を読んだところ、この作品の中に名前を入れたって書いてあったので探してみました。
ここにありました。JO。細く長いので写真ではわかりづらいかもしれません。
コンセプトや造形のポイントが伝わらないと漠然と感じたのは、デザイナーの経験の差なのかもしれませんね。そう考えると、今の第一線のデザイナーのオリジナリティと、それを分かりやすく形にする力の凄さを改めて感じました。JO氏も素敵なデザイナーになると良いですね。
McLAREN 720S
McLAREN 720S
2020年Mアソート、HW EXOTICSセグメントからMcLAREN 720Sです。実車は2017年にデビューした第2世代のスーパーシリーズ。P1モデルから大胆に刷新されました。ホットウィールでのデビューは2018年です。
尖ったノーズとシャークフェイスは、モデルチェンジしてもやはり一目でMcLARENとわかりますね。ホットウィールになってもそう思わせるのが巧い。
アイソケットと呼ばれる、大きくて特徴的な眼の部分は、半分はランプ、半分はインテークになっています。ここは印刷で細かく表現。
ホホジロザメからインスピレーションを得たというボディライン。リアフェンダー近くにあったインテークが無くなって、実に流麗なシルエットになりました。メタリックパープルの輝きがまた、スーパーカーっぽくて良いと思います。
インテークはここ、ドアの上部分にスリットがあって、ここからエンジン冷却用の空気を取り込みます。スリットをしっかり再現していて、素晴らしいの一言。
リアウィングは閉じた状態です。上がった状態も見てみたい。高い位置に配置された2本のイグゾーストや、リアバンパー、ランプなど、作り込みが細かくて好印象です。ただ、実車のリアがかなり凄いことになっているので、色味含めてもう少し盛って欲しいなあ。とはいえこれは本物が凄すぎるのかも。
実車は大胆なガラスドームで視認性を高めた作り。気持ちいいでしょうね。開いた状態がめちゃくちゃ格好良いディヘドラルドアは、Aピラーを支点にガラスドームの上の方まで開きます。ホットウィールでもクリアパーツでガラスドームを再現していて、ドアとの境界もしっかり表現されています。
このプロポーションたるや。
後ろも綺麗です。
カスタムやグラフィカルなペイントが得意なホットウィールにおいて、McLARENがこれだけシンプルな表現になっているのは、この車そのものが既に完成されていて手を加える必要が無いからかもしれませんね。
2020年7月4日ベーシック
2020年7月4日ベーシック
今日はベーシックの発売日でした。J+Kミックスのかなり熱いアソートでしたね。欲しい車種が多過ぎるので今回も箱買いで予約。で、今月と言えばHアソ飛んでしまった問題がありましたので、おそらくH+Jアソートが入荷するであろう西友にかけて朝一行って来ました。という事でまずは西友の結果から。
結論からいくと、西友はH+Jミックスアソートでした。まずはJアソの中でも西友に先行で入っていたものからいくつかご紹介。
'98 HONDA PRELUDE。これはもう言葉不要ですね。
'57 PLYMOUTH FURY。フレイムスが良く似合います。実は1957年のFURYの実車は2ドアハードトップでBピラーは無いんです。
JAGUAR XE SV PROJECT 8。ダークグリーンです。
このあたりはおそらく来月のベーシックにも入ってくると思います。
続いて、Hアソートの中で先月発売されなかったもの。(こちらはもしかすると今回を逃すと入手が難しくなるかも?)
HI BEAM。下からライトで照らすとヘッドランプがハイビームっぽく光ります。なんといっても東京オリンピックのセグメントなのがポイントですね。幻となってしまった「TOKYO 2020」の文字が描かれています。
SKY DOME。こちらも東京オリンピックセグメント。この2種は記念にGETしておいても良いと思います。
HW FORMULA SOLAR。ホットウィールオリジナルのソーラーカーです。何気にRyu Asada氏作です。
ROBORACE ROBOCAR。今回はカラーリングがクールです。
NERVE HAMMER。Jun Imai氏作のオリジナルカー。
実車は纏めてご紹介。
このあたりが入荷していました。Hアソ飛ばしで懸念されたDATSUN BLUEBIRD WAGON 510も入ってましたね。ここまでが西友でしか入手出来なかったものです。
続いて、箱買いした方のJ+Kミックス。まずはJアソから。
2018 HONDA CIVIC TYPE R。Honda Racingデザインです。めっちゃくちゃ格好良いですね。
人気のMANGA TUNERは2ndカラーが登場。
カブトムシことBEAT ALL。毎回透けてますね。
2018 FORD MUSTANG GT。BORLAカラーが似合いすぎます。
CUSTOM '01 ACURA INTEGRA GSR。レッドボディにアグレッシブな柄で登場しました。
'20 JEEP GLADIATOR。新作です。JEEPとピックアップトラックを合体した車両。これは強い。リアにモトクロスバイクを積んでいます。
POWER PISTONS。トレジャーハントでした。
BONE SHAKER。HW ART CARSセグメントらしく、アーティスティックな絵柄で登場。id版はGETできませんでした。
HUMVEE。サイドに描かれているのは蛇でしょうか?
PORSCHE911 GT3 RS。Tanner Fox、Spacestation Gamingとのコラボデザインです。
'90 ACURA NSX。Asada氏の名前がリアに印字してありますね。
LAMBORGHINI SESTO ELEMENTO。JアソのSTHでしたが当然の如く引けず。こちらはノーマル版です。
ERIKENSTEIN ROD。フランケンシュタインの改造を思わせる、パーツを寄せ集めた感じのデザインが面白い。名前はデザイナーのERIC HAN氏の名前とフランケンシュタインからきているそうです。2019年のMOD RODと同じデザインなのも注目です。
VELOCITAもオリンピック仕様で登場。オリンピックロゴがボンネットにちゃんと描かれているんですよね。ある意味貴重です。
'68 SHELBY GT500。フレイムスはもう無条件で買うことにしています。
'16 LAMBORGHINI CENTENARIO ROADSTER。去年のデビューでしたがまだ2作目なんですね。数あるホットウィールのLAMBORGHINI の中でもCENTENARIO ROADSTERは出来が良いと思います。
BMW Z4 M MOTORSPORT。4年ぶりの久々の登場。
CUSTOM OTTO。ホットウィールのオリジナルカーの原点ともいうべき車です。Lost Redline。これは持っておくべきでしょう。
'64 NOVA WAGON GASSER。デビュー作も良かったですが、個人的に今作が一番好みです。くすんだ赤のカラーリングが渋すぎる。
続いてKアソート。
FORMULA E GEN 2 CAR。2ndカラーです。
LA FASTA。こちらも2ndカラー。幾何学的な柄が面白い。
'49 FORD F1。このオレンジ、凄い綺麗なんですよね・・似合いすぎます。
2019 AUDI R8 SPYDER。新作です。
VELOCI-RACER。こちらも新作。ヴェロキラプトルがモチーフになっています。何気に今回一番好きかも。
KNIGHT DRAGGIN。竜騎士的な。ドラゴンライダー的な。毎年見る気がします。
BIG-AIR BEL-AIR。新作です。BEL-AIRをオフロードに改造した一台。デカールの書き込みが凄いし、パーツのこだわりも尋常じゃありません。名車爆誕かも。
'57 CHEVY。ピンクのボディに錆デザインが絶妙にマッチ。KアソートのSTHです。こちらはノーマル。
'10 TOYOTA TUNDRA。東京オリンピック×トヨタの時点で人気が出ない訳が無い。マストバイです。
2-TUFF。ホットウィールオリジナルのピックアップトラック。今回は海岸のレスキュー車でしょうか。
NISSAN300ZX TWIN TURBO。警視庁シリーズに300ZXが参戦。日本車多いですね。
'69 DODGE CHARGER 500。妖艶なグリーンのフレイムス。難しい色ですがDODGE CHARGERなら着こなします。
'69 CAMARO。オープン仕様のカマロです。
GRAND CROSS。新作です。世界的なSUV人気はホットウィールにも。オリジナルのSUVです。
RODGER DODGER 2.0。次世代のRODGER DODGERはかなりパワフルな感じがします。はちきれそう。
'19 MERCEDES-BENZ A-CLASS。前作のホワイトに続き、オーソドックスなカラーバリエーションが登場。
BATCOPTER。バットマンに登場するヘリコプターです。
以上、J+K (一部H)アソートと、盛沢山な1日でした。来月もかなり期待できそうですよ!