ELECTRO SILHOUETTE
ELECTRO SILHOUETTE
2019年Mアソート、HW GREEN SPEEDセグメントからELECTRO SILHOUETTEです。名前的に電気自動車でしょうか。SILHOUTTEとなると、せめて外観はなんらかの量産車の面影が欲しいところですが、全くのオリジナルカー。これは未来の電気自動車はきっとこんな外観をしていて、それをレーシング用にチューンした、みたいな位置付けと考えればいいのかな?
フロントは、正直解読が難しかったです。何やら凝った作りであることは伝わるのですが、各パーツや形状が何を意味するのか、想像が付きませんでした。
フロントからサイドに抜けた作りをしています。最新のエアロダイナミクスかもしれません。
アンダースポイラーが上下します。これならオレンジトラックも走れますね。
サイドから見ると、驚くべき水平さ。そして運転席周りは半透明のクリアパーツになっています。なんとも捉えようの無い独特な構造ですね。
左右で絵柄が異なり、こちら側には2本のラインとGSの文字が描かれています。GSはセグメントのGREEN SPEEDの略でしょうか。
リアはこれまた難しい。空力的にはあまり意味が無さそうな、黒い衝立てのようなものがそびえ立っています。
中央に運転席が1つ。これはフィギュアを乗せたくなるやつですねえ。
各パーツは不思議ですが、なんだかんだでバランス良く収まってるように見えます。
wikiによると、デザイナーはJohn O'Laughlin氏で、マテルのホットウィールチームにインターンで参加されていたのだそうです。約3ヶ月の期間でモデリングをして作りあげたとのこと。インターン生の作品を世に出すって、夢のある話ですよねえ。同氏の紹介サイトがあって、記事を読んだところ、この作品の中に名前を入れたって書いてあったので探してみました。
ここにありました。JO。細く長いので写真ではわかりづらいかもしれません。
コンセプトや造形のポイントが伝わらないと漠然と感じたのは、デザイナーの経験の差なのかもしれませんね。そう考えると、今の第一線のデザイナーのオリジナリティと、それを分かりやすく形にする力の凄さを改めて感じました。JO氏も素敵なデザイナーになると良いですね。