McLAREN SENNA
McLAREN SENNA
2019年Hアソート、HW EXOTICSセグメントからMcLAREN SENNAです。新モデルです。実車は2018年に登場、かの伝説のレーサー、アイルトン・セナの名を冠した公道を走るレーシングカーです。全世界で限定500台、日本円で1億超えのスーパーカー。
実車のヴィクトリーグレーを再現したと思われるカラーリング。フロントはワイドで低重心、そしてマクラーレンらしいフェンダーの盛り上がりが美しい。大きなスプリッターやフラップなど、レーシングマシンたるエアロダイナミクスがしっかり再現されています。ランプに表情があれば完璧でした。
サイドから。プロポーションが綺麗ですよね。こういうところの魅せ方はやはりホットウィールは上手。大胆に内側に抉られたドアは、下半分も透明になっていて視界を確保しています。サイドウィンドウを良く見ると、クリアパーツに少しラインが入っていて、これチケットウィンドウを表現しているんですよね。拘りが嬉しい。
リアは細部まで書き込みが凄いです。灯火類の彩色、McLARENのエンブレム、ハニカムメッシュのパネルとSENNAのエンブレム、どれもこの狭いスペースで良く表現しましたね。
ボンネットの複雑な形状も作りが丁寧。運転席は、コックピットと呼ぶのが適切ですね。
後ろから。高さのあるウイングも大きな特徴。存在感抜群です。写真では見えませんが、エンジンフードのルーバーの表現も秀逸です。
本作のデザイナーのRyu Asada氏はアイルトン・セナの大ファンだそうで、その熱量が伝わる素晴らしい出来映えだと思います。
SKY BOAT
SKY BOAT
2019年Hアソート、EXPERIMOTORSセグメントからSKY BOATです。新キャストです。本作のご紹介前に、H+Jアソートについて。このアソート、セブンイレブン限定販売だったんですよね。ベーシックがまさかのコンビニ限定。販売店舗リストが事前にアナウンスされていたので良かったですが、それでも入荷時間は地域によってバラバラのようで、発売日になろうかっていう夜中から店舗巡り開始。既に陳列されてる店もあれば、夕方になるっていう店も。翌日なんていうのもありました。大変だったのは1店舗だけでは全て手に入らないところ。誰も手を付けてない店に巡り会えても、肝心のお目当の車種が無かったりする訳です。STHはハナから諦めていたんですが、THはここを逃すと通常入手はかなり厳しくなるのでなんとしてもゲットしておきたい。いや〜巡りましたね。全部揃えるのに20店舗くらい巡りました。リアルトレジャーハントですよこれは。手に入るだろうかっていう不安と、実際見つけた時の喜びと、中々楽しかったです。今月またセブンイレブンでベーシックの発売がありましたね。コンビニで気軽に沢山買える日が来るといいなと願っています。
さてSKY BOATですが、名前の通り、空飛ぶヘリコプターにもなり、ボートにもなる、水陸両用ならぬ陸海空三役をこなす凄い車です。正面から見るとヘリコプターっぽいかな。
サイドから見ると、ヘリコプター、車、ボートが全部混ざったようなユニークなデザインをしています。こちらはヘリコプターモード。プロペラが無いので揚力の仕組みが気になるところです。
イエローのパーツがぐるっと半回転するようになっていて、前に出すとボートモードに早変わり。パーツひとつを動かすだけで、ヘリコプターをボートにしてしまうその発想が天才的。
リアには尾翼が付いています。
ヘリコプターモード。
ボートモード。
レッドとイエローとブルーのカラーリングがオモチャっぽさもあって堪らなくキュート。ルーフにはSKY BOATの文字が入っています。
これは発想の勝利ですね。デザイナーは先日コンベンションで来日されたDIMA氏。流石です。
THE HAULINATOR
THE HAULINATOR
2019年Hアソート、EXPERIMOTORSセグメントからTHE HAULINATORです。今やホットウィールの積載車の定番として立ち位置を固めつつあるオリジナルカー。良く見かける印象ですが2018年はラインナップされなかったんですね。1年ぶりの復活となりました。
フロントはどっしりとして力強い感じ。なんだか猛牛とか闘犬みたいな顔に見えます。真ん中の三連ヘッドランプが効いているのかな。アンダーにはフックを引っ掛けるパーツが付いていて(実際には掛からないですが)、より働く車らしさが出ていると思います。
サイドは後方に傾斜して直線的なデザインです。両サイドに2本ずつ備え付けられた煙突マフラーがアメリカっぽい。パープルをメインにブルーとイエローの3色は結構攻めてますね。オモチャっぽい感じもして意外と好きです。いっそ凄い派手にしてデコトラ版とか出してくれないかな。
リアはすっきりとして収まっています。
キャブ部分は結構ゴツゴツした形をしています。トップのチョンマゲみたいな部分は何だろう。
後ろから。
さて、この車の一番の特徴、荷台を引き出して伸ばせるんです。これは素晴らしいギミック。これなら結構大きな車体でも十分に積めそうですね。
車体が通常のベーシックサイズなので、積んでる車が同等かそれ以上に大きかったりするんですが、ひっくり返ったりせず、ちゃんと走ります。傾斜でバランスを調整してるのかも。
積載車って、実車をミニカーにしようとするとサイズを大きくしなきゃいけないし、値段も高くなりがちですよね。それをベーシックのラインナップで出せるのって、ホットウィールのオリジナリティとアイデアの為せる凄さだと思うんです。
CORVETTE STINGRAY
CORVETTE STINGRAY
2019年Gアソート、SUPER CHROMESセグメントからCORVETTE STINGRAYです。GアソのTHです。実車がSUPER CHROMESでしかもTHって珍しいですよね。wikiによると、STINGRAYの名がついていますが81〜82年のモデルがモチーフになっているそうです(この時は実車はSTINGRAYの名を冠していません)。名前の修正が無いってことは何かしら意図があるのかなあ。
3代目CORVETTEの抑揚の効いたコークボトルライン、独創的で優雅な曲線とシャープなエッジが同居する唯一無二のボディを巧くデフォルメしています。この表現は大変だっただろうなあ。
ギラギラのクロームをベースに、レッドとブルーのライン、そして6つのホワイトスターが描かれています。中央にはセグメントをアピールするかのようにSUPER CHROMESの文字。これはAアソのCUSTOM '77 DODGE VANと同じ文法ですね。THマークは後方に。
リアはただただシルバーの鏡面仕上げ。4連のテールランプもピッカピカです。
ボンネットには中央を走るブルーのラインとホワイトスター。アメリカンなテイストが突き抜けていて良いと思います。ウィンドウはクリアレッドを合わせました。
リアウィンドウは、ルーフから垂直になっていたのが、78年のマイナーチェンジでなだらかに後端に繋がるようになりました。STINGRAYの名前もこの時に無くなりましたので、やはり正確にはSTINGRAYじゃないってことになるのかな。まあでもホットウィールの場合カスタムもあり得るから何とも言えないところですね。
コテコテのアメリカ代表っぽくて、THに相応しいと思います。