NISSAN 300ZX TWIN TURBO
NISSAN 300ZX TWIN TURBO
2019年Eアソート、NISSANセグメントからNISSAN 300ZX TWIN TURBOです。Zの4代目、Z32がついにNew Modelで登場しました。1989年、日本経済がバブルに踊る時代に日産の技術力を結集して開発されたスポーツカーの名作です。専用のツインターボエンジンを搭載、当時国内初の280psを達成、その恐るべく加速力と走行性能に加え、デザインの美しさもあって、海外でも多数の賞を受賞しています。
先代までのZの伝統的なロングノーズ・ショートデッキスタイルから、ワイド&ロースタイルに大胆に変更しました。挑戦しなきゃスポーツカーじゃない、というデザイナーの姿勢が素晴らしい。ホットウィールでもツインターボ仕様を正攻法で再現、敢えてカスタムしないところに、この車への敬意みたいなものを感じました。ヘッドランプはクリアパーツを使用してリアルに。リトラクタブルじゃない、ボディと水平なこの傾斜角で前方を照らせるライトって当時難しかったんですよね。インタークーラー用の吸気口など、ツインターボならではの部分もちゃんと作り込まれています。
サイドから。スポーティーな躍動感と美しさを兼ね備えたボディラインを絶妙にデフォルメしました。尖ったキャラクターラインの無い上品で豊かな曲線と、張りのある面の表現はホットウィールでも見事に再現されています。ドアやサイドシルのモールドの掘り具合も丁度良い。ホイールはPhil Riehlman 5SPです。
リアも素晴らしい仕上がり。コンビネーションランプの彩色、そしてガーニッシュの作りが丁寧で良いと思います。リアスポイラーの形も綺麗。マフラーも4本しっかりと付いています。
1$のベーシックラインとは思えないこのクオリティ。素晴らしい。
全面パールホワイトのボディにインテリアはレッド。シンプルでいて美しい。Tバールーフはルーフ中央のピラーまで細かく作り込んであります。
この完成度です。凄いですね。
後ろから。
本作のデザイナー、DIMAことDmitriy Shakhmatov氏は、若かりし頃ディーラーで実際に試乗されたそうです。そんな氏の思い出が詰まってるのかもしれませんね。名作。