SCREAMLINER
SCREAMLINER
2018年Cアソート、HOLIDAY RACERSセグメントからSCREAMLINERです。HOLIDAY RACERSは1年の祝日を集めたセグメントで、今作はクリスマスがテーマになっています(既に夏ですが)。デザイナーは巨匠Larry Wood氏。
パッと見た感じ完全に謎車で、実際謎車なので未だに売り場に残ってたりするんですが、1930年代のアールデコ車をイメージしているんだそうです。正直「アールデコ」という単語自体知らなかったので調べたところ、1920〜30年代にフランスから興った文化的な流れで、幾何学的だったり、太い曲線だったり、直線的だったり、機能的な様式を指すそうです。これは建築や絵画、家具、そして自動車にも取り入れられました(厳密な定義が難しいらしく、間違っていたらすみません)。この時代のアールデコな車を検索してみると、出るわ出るわ、本作に負けず劣らずの謎車がいっぱい!デザインも凄く似ていたので、こういう車が実際にあったんだなと、Larry Wood氏に教えられました。
クリスマスらしく、赤をベースに白い雪を掻き分けて走るようなデザイン。まるでサンタクロースが乗るソリのようです。中央にはサングラスをかけて悪そうな顔をしたサンタが描かれています。そして、アールデコ車の大きな特徴であるフェンダー。大胆な直線と曲線を織り成し、タイヤを隠してしまうほどです。
リアから。ウインドウすらも分割する中央のラインは、Larry氏なりのアールデコ解釈なのか、遊びを入れたのか、いずれにせよ一筋縄ではいかないユニークなデザインです。
長いボンネットからはV12エンジンが見えます。ホットウィールでやるからにはV10じゃ足りないだろう?みたいなノリだったそうですよ。名前のとおり、凄い音で走るんでしょうね。左右対称で描かれた幾何学的な模様はまさにアールデコ(知った風)。
1930年代の車を知るきっかけになった、謎車だけど実車っぽい、でも実車も謎車っぽい一台でした。